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コラム

第1回 マンガ家になるには? 編集者が見ている“最初の一歩”

2027年4月に新設されるマンガ・アニメクリエイション学科。マンガ部門の顧問に就任された青木治道先生から、マンガ家を志す皆さんへのメッセージをいただきました。青木先生は長年、関西SFマンガ界を支え、『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』の作者・士郎正宗先生を見出したことでも知られています。

日本を代表するコンテンツとして、今や世界中で親しまれているマンガやアニメ。その中でも、世界に大きな影響を与えた作品のひとつに『攻殻機動隊』があります。

ハリウッド映画や海外クリエイターにも影響を与えたことでも知られるこの作品。私は原作者である士郎正宗先生と、ある書店の同人誌即売コーナーで出会いました。

『ブラックマジック』という作品を見て「この人は面白いものを描く」と感じて声をかけたのです。

マンガ家になるにはどうすればいいのか? と悩んでいる人も多いでしょう。

マンガ家デビューを目指すなら、まず作品を完成させ、人に見てもらう経験が欠かせません。マンガ雑誌では新人募集をいつも行っていますし、原稿の持ち込みも受け付けている出版社もあります。今はSNSや投稿サイトで作品を発表するのも良いでしょう。

大切なのは、「描くだけ」で終わらせないこと。人に読んでもらって初めて作品になります。画力は高いほうが良いですが、マンガは「絵が上手」だけでは成り立ちません。大切なのは、「続きが読みたい」と思わせる力があること。だからまず、「話を完成させること」を意識してください。

作品を誰かに見せたら、必ず感想をもらいましょう。「どこが面白かったのか」「どこがわかりにくかったのか」を聞いて、次に生かすのです。 独学だけでは気づけないことがあります。出版社主催のマンガスクールや、専門学校で学ぶのも一つの方法です。プロの視点から自分の作品を見ることで、初めて見えてくる課題があるからです。

株式会社青心社代表取締役。関西大学SF研究会創設者。大阪市西区に株式会社青心社を設立。特に士郎正宗氏の初期作品である『アップルシード』をはじめとする著作を多数出版。活字部門である「青心社文庫」レーベルでは、H.P.ラヴクラフトのクトゥルフ神話シリーズを翻訳出版するなど、SFファンにとって価値ある作品を提供している。